記事作成日 2015.02.09
最終更新日 2015.02.09
概要
商用版とPaesonal版を含む学生版は、ファイルフォーマットが異なっています。
標準で用意されているフォーマットファイル(*.frm)は、商用バージョンで作成されているため、Paesonal版では利用できません。
そこで、Paesonal版で使用するフォーマットファイル(*.frm)は、新たにPaesonal版で作成する必要があります。
ここでは、A4サイズ用のフォーマットを作成します。
情報元
製品ヘルプでは、情報が見つからなかったので、web上で検索しました。
CAD I Chap 12(外部サイト)
フォーマットを新規作成します
新規作成でフォーマットを選択します。
新規作成でフォーマットを選択し、「名前」を選択します。
「新規フォーマット」ダイアログが表示されます
「テンプレート指定」で空、「方向」で横、「サイズ」の「標準サイズ」でA4を選択します。
オフセット(Offset)を追加します。
スケッチタブを選択します。
新しいウィンドウが開きます。ダッシュボードでスケッチタブを選択します。
エッジオフセットを選択します
ダイアログが表示されますので、エンティティチェーンを選択します。
ダイアログが表示されますので、エンティティチェーンを選択します。
エッジオフセットを追加します。
Ctrlを押しながらシートの4辺をクリックします。枠が赤く表示されます。
選択ダイアログボックスで「OK」をクリックします。内側に5オフセットします。
(※レーザープリンターなど多くのプリンターは、用紙の端5mmは印刷できません)
外側に黄色の矢印が表示されているので、-5を入力します。
表題欄を作成します。
ドラフトグリッドをクリックします。
ドラフトグリッドを選択してグリッドを表示させます。グリッドは、拡大しないと見えません。
グリッドの基準点を変更します。
「点指定」で「頂点」を選択します。
ダイアログが変化するので、「点指定」で「頂点」を選択します。
オフセットで作成した矩形の右下を選択します。
先程、オフセットで作成した矩形の右下を選択します。
右下を選択するのは、表題欄を右下に作成するからです。選択したら、「終了/リターン」を選択します。
※黒い+の位置をクリックします。※グリッド間隔は、変更した後のものです。
「グリッドパラメータ」を選択します。
次に、「グリッドパラメータ」を選択します。
グリッド間隔を変更します
「X&Y間隔」を選択し、6を入力します。
をクリックし、「終了/リターン」を選択すると、6mm間隔のグリッドが表示されます。
スナップ設定の変更
スケチャープリファレンスをクリックします。
グリッド交差にチェック
グリッド交差にチェックを入れて「閉じる」をクリックします。
直線ツールで線を引く
直線ツールを選択して、17x2マスの枠を2段作成し、上の枠の右から10マス目に区切りを入れます。
部品表を作成する
テーブルを選択します。
作成した枠の上に、テーブルを作成します。
ダッシュボードのテーブルタブを選択して、テーブルを選択します。
メニューマネージャーが表示されます。
メニューマネージャーが表示されます。「昇順」「左方向」「長さ指定」「頂点」を選択します。
枠の上部右上をクリックします。
入力ボックスが表示されます。
列の幅を15[Enter]、15[Enter]、42[Enter]、15[Enter]、15[Enter]、と入力します。
続いて、行の高さを7[Enter]、7[Enter]、と入力します。
テーブルの入力が終了しました。
フォーマットを保存する
フォーマットの保存位置は、config.pro ファイル 内でコンフィギュレーションオプション
PRO_FORMAT_DIR で指定されている位置か、formatsディレクトリに保存します。
初回の保存は、ツールバーの保存やCtrl+Sでは、保存できないのでメニューバーのファイルメニューから保存します。
formatsの位置
C:\Program Files\Creo Elements\Pro Student Edition\formats ※コンフィグレーションファイルは、自動では作成されないようです。リピート領域を指定する
リピート領域は、モデル構成部品のパラメータを入力する場所です。
「リピート領域」をクリックします。
ダッシュボードのテーブルタブを表示させ、「リピート領域」をクリックします。
メニューマネージャーが表示されます。
追加を選択します。
上の枠の右端のセルをクリックし、次に左端のセルをクリックします。
上の枠の右端のセルをクリックし、次に左端のセルをクリックします。クリックすると図のような表示になるので、選択ダイアログボックスの「OK」を押します。
メニューマネージャーダイアログボックスの「属性」を選択し、リピート領域をクリックします。
メニューマネージャーの表示が変わります。「重複なし」「再帰」を選択し、「終了/リターン」をクリックします。メニューマネージャーの表示が変わるので、終了を押します。
部品表のパラメータ構成を定義する
「下の行」の左側のセルをダブルクリックする
作成したリピート領域「下の行」の左側のセルをダブルクリックすると「注記プロパティ」ダイアログが表示されます。テキストタブに「ITEM」と入力します。
同様に他のセルにも入力します。
同じように、左側から先程入力した「ITEM」「PT NUM」「DESCRIPTION」「MATERIAL」「QTY」と入力します。
5つのセルのテキストスタイルを変更します。
Ctrlキーを押しながら、5つのセルすべてを選択し、右クリックでコンテキストメニューを表示させ、テキストスタイルを選択します。
パラメータを変更します
「テキストスタイル」ダイアログが表示されるので、「文字」の高さ3、幅係数0.4、「注記/寸法」の水平を中に変更し、「OK」をクリックします。
リピート領域に設定した上の段にそれぞれの表示項目の定義をする
上段の一番左のセルをダブルクリックする
上段の一番左のセルをダブルクリックすると「レポートシンボル」ダイアログボックスが表示されます。「rpt」を選択します。
続いて表示されるダイアログボックスで、「index」を選択します。
セルに「&rpt.index」が入力されます。
一番右側のセル
次に、一番右側のセルをダブルクリックし、ダイアログで「rpt」を選択し、続いて表示されるダイアログで「qty」をクリックします。
左から3番目のセル
同様に、左から3番目のセルをダブルクリックし、ダイアログで「asm」を選択し、続いて表示されるダイアログで「mbr」をクリックし、
さらに表示されるダイアログで「User Defined」を選択し、シンボルテキスト入力ダイアログで、「DSC」を入力し
をクリックします。
左から4番目のセル
同様に、左から4番目のセルをダブルクリックし、ダイアログで「asm」を選択し、
続いて表示されるダイアログで「mbr」「ptc_material」を選択し「PTC_MATERIAL_NAME」をクリックする。
同様に、左から2番目のセルをダブルクリックし、ダイアログで「asm」を選択し、続いて表示されるダイアログで「mbr」を選択し、
続いて「User Defined」を選択し、シンボルテキスト入力ダイアログで、「PRTNO」を入力し
をクリックします。
これで、リピート領域に5つのテキストシンボルが定義できました。
テキストスタイルを設定する
Ctrlキーを押しながら、5つのセルすべてを選択し、右クリックでコンテキストメニューを表示させ、テキストスタイルを選択します。
テキストスタイルを設定します
「テキストスタイル」ダイアログが表示されるので、「文字」の高さ3、幅係数0.4、「注記/寸法」の水平を中に変更し、「OK」をクリックします。
図面ツリーで、テーブルをクリックします。
カレントシートをクリックします。
再フィットをクリックします。
再ペイントをクリックします。
保存をクリックします。
Peasonal版および学生版用のA4フォーマットが作成できました。
※注意
windows8.1のセキュリティに対するアプリケーション側の対応ができていないようなので、アプリケーションからformatsフォルダに保存できません。