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無限平面を作成する[CreoEP]

作成日 2015.03.30
最終更新日 2015.03.30

概要

3D-CAD利用技術者試験の出題の表現である、無限平面の概念が、CreoElement/Pro(Pro/E)には存在しないようです。

3点で指定した無限平面を使い立体を削除する操作は、CreoElement/Proの機能として用意されていないのか見つかりません。 このページでは、まず3点から平面を作成する方法について考えます。

3点から平面を作成する

YZ平面にスケッチ

x軸が0:「Right」あるいは「Left」平面にスケッチします。

Right Left

XZ平面にスケッチ

y軸が0:「Top」あるいは「Bottom」平面にスケッチします。

Top Bottom

XY平面にスケッチ

z軸が0:「Front」あるいは「Back」平面にスケッチします。

Front Back

点Q(60,0,50),点R(0,100,25),点S(60,100,25)の三点を含む平面を作成します。

スケッチ(Sketch)で点を描画します。

Q(60,0,50)を配置します

y座標の値が0なので、xz平面にスケッチします。そのためスケッチは、「Top」データム平面に行います。

新たなスケッチを作成します

Topデータム平面にスケッチを作成します。

点を配置します

点を配置します

点を配置しフューチャーを確定します。

「不完全断面」のダイアログが表示されます。

「不完全断面」のダイアログが表示されます メッセージ領域の内容

点だけをスケッチすることはできませんでした。

立体上に点を配置します

点だけのスケッチを作成できないことが分かったので、立体を作成したスケッチに点を作成します。

あらかじめ作成した立体のスケッチを編集します 点を配置します

立体を構成する面や稜線、頂点上に点を配置することができます。

点を配置します

点の座標は、どこにも表示されません。表示させる方法はあるのでしょうか?

残りの点も配置します。

点R(0,100,25)を配置します。

点を配置します。 点を配置します。

S(60,100,25)を配置します。

点を配置します。 点を配置します。

全ての点が配置できました

全ての点が配置できました

平面を作成します

立体上に配置した点を利用して、平面を作成します。

Autodesk系のCADで、無限平面と表現される平面は、CreoElement/Proでは、データム平面と表現されるもののようです。

メニューバーから、挿入→[モデルデータム](Model Datum)→平面を選択します。

[モデルデータム](Model Datum)→平面を選択します

データム平面ダイアログが表示されるので、先程、作成した三点をCtrlキーを押しながら選択します。

三点をCtrlキーを押しながら選択します データム平面が作成されます

3点を通る[平面](Plane)が作成できました。

直方体を切断する

立体をデータム平面で切断するコマンドはあるかもしれませんが探せませんでした。 しかし、切断[平面](Plane)と切断される直方体の立体関係は明確になりましたので、切断方法はいろいろあります。

立体と平面の関係

ここでは、点Qと点Sが存在する直方体の平面に、点Qと点Sを結ぶ線を引き、材料除去で押し出し、小さいほうの立体を削除します。

参考:線のプロファイルを押し出して立体を切断します

スケッチする面を選択して、押し出しツールを起動し、配置でスケッチを開始します。

立体と平面の関係 立体と平面の関係

立体の稜線や面、点をスケッチの際に使用する場合は、スケッチ→参照を選択します。

スケッチ→参照を選択します

利用する稜線や面、点をマウスで選択して、参照を追加します。参照を選択し終えたらダイアログを閉じます。

参照を追加します

点と点の間に、直線を引き、スケッチを確定します。

直線を引き、スケッチを確定します

材料除去、貫通を選択し、矢印の向きを合わせます。

矢印の向きを合わせます 材料除去、貫通を選択します

プレビューで形状を確認後、確定します。

プレビューで形状を確認後、確定します。

Personal版で作成しているため、製品版では読込めないと思います。

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