概要
傾斜した平面が存在する立体を図面から作成します。図面からの立体認識力と、CADの傾斜平面の作成機能が問われます。 設問の出題は、形状を測定した値と近いものを、解答群から選ぶスタイルで行います。
サンプル問題(外部サイト)の所在
公式ページ(外部サイト)に、 試験に利用できるCADか判別するための問題として公開されています。
完成形状
図面から、傾斜した平面が存在する立体を作成します。図面からの立体認識力と、CADの傾斜平面の作成機能が問われます。
ここで紹介するモデリングルートは、一部間違っています。設問 5で修正方法を紹介していますので、そちらも合わせて参考にしてください。
同じ形状をFreeCADを使ってモデリングしていますので、興味があれば合わせてご覧ください。
与えられた図面からモデリングします
押し出しツールを起動し、配置から、front平面(xy平面)にスケッチします。
スケッチを確定し、120押し出します。
押し出しツールを選択し、配置から、立体の面をスケッチ平面に指定します。
参照を追加し、スケッチし、押し出します。
押し出しツールを選択し、配置から、立体の面をスケッチ平面に指定します。
参照を追加し、スケッチします。
材料削除で10押し出します。
挿入→モデルデータム→点→点で、データム点を設定します。
挿入→モデルデータム→平面で、先程追加した3点を指定して、データム平面を作成します。
押し出しツールを起動し、配置から、この作成した平面をスケッチ平面にして、スケッチします。 参照を追加します。「2次元断面」をチェックして参照に使用する平面を指定します。2辺しか指定できませんでした。
切断するだけなので、大きめにスケッチしておけば問題ありません。そのまま確定します。
材料除去を指定して、除去したい部分がきちんと含まれているか、不要なところが除去されないか確認して確定します。
ここからは、同様に、データム点を指定して、それを利用しデータム平面を作成し、材料除去で押し出して、形状を整えます。
挿入→モデルデータム→平面で、データム平面を作成します。
押し出しツールを起動し、配置から、この作成した平面をスケッチ平面にして、スケッチします。 参照を追加します。「2次元断面」をチェックして参照に使用する平面を指定します。
切断するだけなので、大きめにスケッチしておけば問題ありません。そのまま確定します。
材料除去を指定して、除去したい部分がきちんと含まれているか、不要なところが除去されないか確認して確定します。
データム点を作成します。
データム平面を設定します
参照を追加します
材料除去で押し出します。※ここでのモデリングは、間違っています。設問5で修正します。
形状が完成しました
Personal版で作成しているため、製品版では読込めないと思います。PTCから配布されている (PTC Creo View Express(無償)) を使うとモデル形状は閲覧できます。ただ、モデルデータムは確認できないので、使用したデータム平面、軸、点は見ることができません。