概要
傾斜した平面が存在する立体を図面から作成します。図面からの立体認識力と、CADの傾斜平面の作成機能が問われます。 設問の出題は、形状を測定した値と近いものを、解答群から選ぶスタイルで行います。
サンプル問題(外部サイト)の所在
公式ページ(外部サイト)に、 試験に利用できるCADか判別するための問題として公開されています。
完成形状
図面から、傾斜した平面が存在する立体を作成します。図面からの立体認識力と、CADの傾斜平面の作成機能が問われます。
ここで紹介するモデリングルートは、一部間違っています。設問 5で修正方法を紹介していますので、そちらも合わせて参考にしてください。
同じ形状をFreeCADを使ってモデリングしていますので、興味があれば合わせてご覧ください。
設問5
指定された面の面積を求めます。
解析→測定→面積を選択します。複数の面を選択する方法がわからないので、それぞれを測定して、足します。 その結果、1757.604です。解答群から[3]が該当します。答えを確認すると正解は[5]なので間違っています。
そこで、図形を確認するために、解析→測定→角度を選択し、角度を測定してみます。直角になっていないので間違っていることがわかります。
形状を修正します。
モデルツリーから問題の形状を削除します。
押し出しツールを選択し、配置から、立体の面をスケッチ平面に指定します。
参照を設定して、スケッチします。データム点は、スケッチ平面上にないと、参照に追加できません。
再度測定します。
2つの面の面積を合計すると1760.83になり、解答群から、答えは[5]になります。正解です。
Personal版で作成しているため、製品版では読込めないと思います。PTCから配布されている (PTC Creo View Express(無償))を使うとモデル形状は閲覧できます。ただ、モデルデータムは確認できないので、使用したデータム平面、軸、点は見ることができません。