記事作成日 2015.04.14
最終更新日 2015.04.14
概要
YouTube動画を参考に、CreoElement/Proで、平歯車の基準円のスケッチを行います。
モデリング対象図形
完成形状
参考
Spur Gear in Pro/e (Creo Elements 5.0) HD(YouTube動画)
Personal版で作成しているため、製品版では読込めないと思います。PTCから配布されている (PTC Creo View Express(無償))を使うとモデル形状は閲覧できます。ただ、モデルデータムは確認できないので、使用したデータム平面、軸、点は見ることができません。
モデリングの手順
- 基準円を描画します。
- インボリュート曲線を描画します。
- 歯を描画します。
- 立体にします。
基準円を描画します。
部品を新規作成します。
ツール→パラメーターを選択します。
パラメーターダイアログが開きます。
左下の+アイコンをクリックしてパラメータを追加します。
まず、使用するパラメータをあらかじめ定義しておきます。
- M : モジュール (module)
- N : 歯数 (no. of teeth)
- P : 圧力角 (pressure angle)
※日本語の製図入門書では、JISに基づいて、以下のように表記されています。
- m : モジュール(module [mm])
- z : 歯数 (number of teeth)
- α : 圧力角 = 20°(pressure angle)
パラメータのタイプは、整数、実数、文字列、Yes Noから選択します。
値は、次のように指定します。
名前 | タイプ | 値 | 指定 |
m | 実数 | 4 | レ |
n | 実数 | 20 | レ |
p | 実数 | 20 | レ |
入力し終えたらOKを押し、確定します。
Top平面にスケッチします。
ピッチ円(pitch circle)直径(PCD)=100に相当する円を描画します。
続いて、リレーションによって「歯末のたけ(addendum)」と「歯底円(dedendum circle)」を描画します。
上部の四半円点と交差する中心線を描き、角度を20°に拘束します。
ピッチ円と同じ中心を持ち、角度20°の中心線に接する円を描きます。
外側「歯末のたけ(addendum)」と内側「歯底円(dedendum circle)」に円を描きます。
一番外側の円とピッチ円(直径100)との距離を16.5に拘束します。一番内側の円とピッチ円(直径100)との距離を18.14に拘束し、スケッチを確定します。
ツール→リレーションを選択します。
寸法が、変数表記になります。変数表記を選択するとウィンドウに変数が、挿入されます。
挿入→リスト使用、あるいは、ツールアイコンで、パラメータを挿入できます。
式を入力します。入力が終了したらOKを押して確定します。
「再生」をクリックします。
寸法表示が消えます。
円は、上から、「歯先円」「ピッチ円」「基礎円」「歯底円」に相当します。