記事作成日 2015.01.17
最終更新日 2015.02.09
ビルド環境
FreeCADのビルド環境の構築 for Windows
Pythonは、インストール済みです。状況
前回(004)、「Visual Studio」でビルドする際、
「FreeCAD Libs」へのパスを「ALL_Build」に設定すると、ビルド完了には至らないものの状況が進むことが確認できました。
その結果、coinプロジェクト(coinワークベンチ?)のエラーでビルドが停止しているようです。
Windows8.1 64bit版の正常終了するビルドの方法はこちら
Gitのソースファイルを更新
前回(004)の時に使用したままです。
今回、試してみること
前回(004)ビルドしたファイルで作業します。Visual Studioのソリューションエクスプローラーで、
coinプロジェクトに「FreeCAD Libs」へのパスを設定してリビルドして状況を確認します。
FreeCADをビルドする
Visual Studioを起動します。
Visual Studio Communityを使用しました。
Visual Studioで拡張子 slnファイルを開きます。
「FreeCAD_trunk.sln」
前回(004)ビルドしたままです。
前回(004)ビルドしたままです。
参照設定をします
Visual Studioの右側に表示されているソリューションエクスプローラー内の「coin」を右クリックして
コンテキストメニューを開きます。
プロパティを選択
プロパティを選択します。
ダイアログが表示されます
「coin」プロパティページダイアログが表示されます。
右側の「ライブラリディレクトリ」を選択し、右端のレ点アイコンをクリックします。
[編集]をクリックします。
[編集]をクリックします。
新しい行のアイコンをクリックします。
ライブラリディレクトリのダイアログが表示されますので、新しい行のアイコンをクリックします。
「...」アイコンを押します。
テキストボックスが表示されますので、その右の「...」アイコンを押します。
「FreeCAD Libs」のディレクトリを選択します
「FreeCAD Libs」のディレクトリを選択します。「FreeCADLibs_11.0_x64_VC12」フォルダでは、ビルドエラーが出ます。「FreeCADLibs_11.0_x64_VC12\lib」も登録しておきます。こちらだけでいいのか、「FreeCADLibs_11.0_x64_VC12」も必要なのかは確認していません。
OKを押します
OKを押してダイアログを閉じます。
OKを押します
OKを押してダイアログを閉じます。参照設定1番最初だけで問題無いはずです。
ビルドタイプを選択します
Debugでビルドします。
リビルドします
関係ないと思いますが、差分ビルドだと、エラーが発生した際、リビルドしたくなるので、今回はリビルドを実行します。
ダイアログが表示されます。
ダイアログが表示されます。「はい」を選択します。ビルドには、時間がかかるので、その間は他のことをして時間を利用しようましょう。
エラーが発生してビルドが中断します。
同じように、ビルドは失敗しますが、エラーとワーニングの状況が変化したので、前に進んだのだと思います。
エラーを確認します。
101 エラー、15649 警告です。エラーと警告のボタンをクリックして、エラーだけを表示させます。