作成日 2015.03.26
最終更新日 2015.04.08
概要
CreoElement/Proは、3D-CAD利用技術者試験対応CADとして認定されています。
試験問題は、3D-CADでモデリングする際に、間違ったり、悩みやすいところが重点的に出題されるので、
試験の社会的な評価はともかく、モデリングの技能向上には有効です。
ただ、資格試験や技能認定試験にありがちな、試験のための問題ぽいところが、やる気を削ぐのが難点です。
パズルとして、楽しむのがいいのではないでしょうか。
問1
1級・準1級共通問題です。
試験のための問題といった感じが全面から溢れています。 モデリングには関係していますが、現実では、まず、出会うことのない状況です。 そのため、設問の指示とCreoElement/Proでの操作を結びつける作業が必要です。 通常のモデリングでは、まず使わない操作を覚えることになります。
問2
1級・準1級共通問題です。
傾斜した平面が存在する立体を図面から作成します。図面からの立体認識力と、CADの傾斜平面の作成機能が問われます。 設問の出題は、形状を測定した値と近いものを、解答群から選ぶスタイルで行います。
問3
問3では、部品をモデリングして、モデリングした部品をアセンブリ機能で組み立てます。
問4
問4では、図面から、立体を作成し、面積、距離、重心など立体形状を測定し、選択肢から答えを選びます。 この問題は、変わった寸法指定がされています。加工後の製品の寸法計測が困難になるので、測定治具が必要になる分、加工コストが上昇しそうです。 コピー品の作成を困難にするため、加工後の製品の寸法計測を困難にするデザインの流れがあるのでしょうか?