このチュートリアルについて
このチュートリアルは、この動画チュートリアルを参考に、
実際にモデリングした操作の1部分を抜き出したものです。私が作成したものではなく、YouTube上で公開されているものです。作成者
cad1919 さんに感謝します。このチュートリアルには、音声がありません。
このチュートリアルを始める前に
FreeCAD Version 0.14, Revision 3700を用いて、モデリングしました。
スケッチ
Part Designワークベンチでスケッチを新規作成します。xy平面にスケッチを開始します。円を描きます
円を描き、原点に拘束し、半径を104/2で寸法拘束します。
補助線に変更します。
作成した円を補助線にします。
補助線と垂直線の交点を中心に円を描きます。
垂直線上に円を描き、中心を先程描いた円周に幾何拘束します。半径を18に寸法拘束します。
さらに補助円を追加します
中心から、3角形の底辺の距離が40であることを図面から読み取ります。
原点を中心に円を描きます。半径を40に寸法拘束します。この円を補助線にします。円が青くなります。
外接する正3角形を描きます
拘束のかけ方は、いろいろありますが、ここでは、3辺が一致、3辺が円に正接、底辺が水平の拘束をかけました。
チュートリアルでは、3辺が円に正接、底辺が水平、下の2角が60°の拘束をかけています。
3角形の下の2つの角から原点に補助線を引きます
3角形の下の2つの角から原点に直線を引きます。そしてこの線を補助線にします。
左右の補助線上にそれぞれ円を描きます
この線上の左右それぞれに円を描きます。円の中心は、半径52mmの線上に一致させます。3角形の角にある3つの円に等値拘束をかけます。
不要な線を消します
補助線を消し、トリムや削除で、不要な線も消します。すると、形が崩れます。3角形の拘束をチュートリアルと同じようにしないと、トリムの際、形が崩れてしまいます。
3辺の一致拘束を削除する
正3角形の拘束をやり直すのは大変です。3角形の3辺の一致拘束を削除すると形状が崩れなくなるので、この拘束を削除して、トリムを実行します。
完全拘束をかける
動画チュートリアルでは、自由度がある状態で、[スケッチ](Sketch)を押し出しています。
実際に、同じようにモデリングして見ると、FreeCADの動作がとても不安定になっていることに気が付くと思います。
プロファイルの自由度を0にしないまま、スケッチャーを終了すると、
FreeCADの動作がとても不安定になり、動作の再現性がなくなってしまうことが原因のようです。
先程のプロファイルに拘束を追加し、完全拘束(自由度0)にしてスケッチャーを終了しましょう。
図に完全拘束の例を示します。試行錯誤して、完全拘束を実現してみてください。
完成形状
スケッチャー(Sketcher)を終了して深さ10で、押し出します。
ここで使用するFreeCADについて
Version 0.14, Revision 3700, Date 2014/07/13
新しくインストールする際は、最新版をインストールしましょう。